今回は私事になりますが、昨年の1月に、母を亡くしました。82歳です。一昨年の12月中頃に大腸癌が見つかりました。転移もあり、手術は不可能な状態でした。母は自宅での緩和ケアを望み、私たちはその願いを叶えるために自宅での介護を始めました。私は仕事を休み、母の側にいました。実家には妹もおり、彼女も仕事を休んで昼夜問わずサポートしました。しかし、1月すぐに母は食事を喉を通らせることができず、水分補給のみでだんだん衰弱していきました。癌が発覚してから1ヶ月も経たないうちに、1月中頃の夜中3時に、我々兄弟に看取られながら息を引き取りました。
1ヶ月弱の介護期間でしたが、それは非常に大変な経験でした。長い間介護をしている方々の苦労を再認識させられました。介護士の方々も、夜中でも来てくださり、大変な仕事にも関わらず、最後は私たちと一緒に涙を流してくれました。その姿には深く感謝しています。母の人生は波瀾万丈でしたが、最後は喜んでくれたと思います。
現在では、母の1周忌も終わり、形見分けなども行いました。しかし、遺品整理だけはまだ進んでおらず、実家に住む妹の心の整理もつかないままです。
私自身、遺品整理の仕事を長年行ってきました。マンションや借家などの賃貸物件に住むお客様は、遺品整理を急ぐ方が多いと思います。一方、持ち家の方ですぐには進められず、迷っている方が多いと思います。近頃は空き家問題や相続問題が話題になっていますが、まずは心の整理が大切だと思います。なかなか心の整理がつかない人も、遺品整理をすることで少しは心の整理がつくかもしれません。一歩踏み出す気持ちにお応え出来る様 今まで以上に笑顔とありがとうを頂ける様に努めてまいります。 まずは勇気を出して一歩踏み出しましょう！
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